応力測定機

測定アプリケーション

EMS

パッケージング
 ※旧:㈱相模電機製作所

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メカニカル

減速機伝達特性測定機

概要
産業用ロボットや工作機械などに使用されている「精密減速機」。
本装置『減速機伝達特性測定機』は、減速機に一定の負荷を加え、トルク・角度を計測し、伝達特性を測定することが可能な装置です。各種負荷ベンチを用いることで、「トルク伝達特性」・「角度伝達特性」・「起動トルク」・「無負荷ランニングトルク」・「ロストモーション」の測定が可能です。
ソフトウェアでハードウェアを制御し、測定・データ収集を行います。ひずみゲージ式トルクセンサにより、試料の負荷トルクを測定します。
減速機伝達特性測定機の外観

減速機伝達特性測定機




測定仕様
入力側出力側
ベンチ種低負荷中負荷高負荷低負荷中負荷高負荷
方式ACサーボモータ駆動ACサーボモータブレーキ
定格トルク0.1Nm1Nm20Nm0.2Nm10Nm200Nm
定格回転数3,000rpm1,500rpm
エンコーダ9,000P/R×20逓倍21,600P/R×20逓倍9,000P/R×20逓倍72,000P/R×20逓倍
※上記は一例です。
※上記以外の仕様についても製作致します。こちらよりご相談ください。


特徴
●負荷ベンチによる試験項目
本装置による試験項目は以下の通りです。
 【動特性測定】
  ①トルク伝達測定
   入力軸を一定角度で回転させたときの入出力トルクと効率を測定します。
  ②角度伝達測定
   入力軸に任意の回転角度を与え、出力軸の理論上回転する角度と実際に回転した角度の差を測定します。
  ③起動トルク測定
   入力軸をトルク制御で回転起動し、静摩擦トルクでの動き出しを測定します。
  ④無負荷ランニングトルク測定
   出力側をフリーの状態で、入力軸の負荷トルクを測定します。
 【静特性測定】
  ⑤ロストモーション測定
   入力軸を固定した状態で、出力軸に負荷を与えたときのバックラッシを測定します。

●パラメータを任意で設定が可能
測定パラメータを任意で設定することが出来ます。

減速機伝達特性測定機のソフト画面 減速機伝達特性測定機の測定モード選択画面 減速機伝達特性測定機のパラメータ設定画面


●測定データのリアルタイムグラフ表示とCSV保存
測定結果はリアルタイムにパソコン上にグラフ表示されます。また、測定データのCSVファイル形式による保存が可能です。

減速機伝達特性測定機のリアルタイムグラフ表示画面

※本装置に関するお問い合わせや御見積は、お問い合わせフォームもしくはTEL(042-741-7690/システム計測部直通)より、お気軽にお問合せください。


試験項目
【動特性測定】
①トルク伝達測定
トルク伝達測定では、一定トルクで各設定回転数において、負荷伝達効率を測定します。
回転数は、開始回転数から最大回転数までステップ状に上げながら、一定回転数でブレーキ側のトルクと駆動モータ側のトルク及び、減速比で伝達効率の演算を行います。

効率演算式:効率(%)={(出力軸トルク(Nm)/減速比)/入力トルク(Nm)}×100


減速機伝達特性測定機の動特性測定ベンチ
動特性測定ベンチ

減速機伝達特性測定機のトルク伝達特性測定グラフ
トルク伝達特性測定グラフ
減速機伝達特性測定機の回転数・効率グラフ
回転数・効率グラフ



②角度伝達測定
角度伝達測定では、入力軸を連続回転させた状態で、指定間隔で入力軸側(駆動側)角度と、出力軸側(負荷側)角度を測定して角度誤差を測定します。

減速機伝達特性測定機の角度伝達測定グラフ
角度伝達測定グラフ


③起動トルク測定
起動トルク測定では、センサの駆動トルクをゼロから被供試減速機の入力軸が動き出すまで徐々に上げていき、入力軸が動き始める瞬間のトルクを測定します。

減速機伝達特性測定機の起動トルク測定グラフ
起動トルク測定グラフ



④無負荷ランニングトルク測定
無負荷ランニングトルク測定では、ランニングベンチの駆動トルクセンサを一定速度で回転させ、回転数とトルクの測定を行います。開始回転数から終了回転数まで回転数をステップ間隔で上げながら、一定回転数で測定を行います。

減速機伝達特性測定機の無負荷ランニングトルク測定
無負荷ランニングトルク測定グラフ



【静特性測定】
⑤ロストモーション測定
ロストモーション測定では、被供試減速機の入力軸を固定し、出力軸側モータを位置制御でトルクを徐々に上げていきます。測定ポイントはパラメータで設定され、入力軸固定治具を開放し、自動で駆動モータにより設定角度まで移動します。

減速機伝達特性測定機の静特性測定ベンチ
静特性測定ベンチ

減速機伝達特性測定機のロストモーション測定グラフ(バックラッシ)
ロストモーション測定グラフ


減速機のロストモーション測定とは

減速機のロストモーション測定法について
被測定減速機の入力軸を固定して、出力軸側にねじり負荷を与え、負荷とねじりの角度の関係を測定します。
このときに測定された特性をヒステリシスカーブと呼びます。ヒステリシスカーブは、定格トルク100%付近のねじれと0%付近のねじれの2つに分かれ、前者をバネ定数、後者をロストモーションと呼びます。

●Hys.Loss(ヒステリシスロス)
トルク0ポイントの角度差分を表示します。

減速機のロストモーション測定法_ヒステリシスロス

●Lost Motion(ロストモーション)
測定ポイントで指定した角度ポイントの中心角度差分を表示します。

減速機のロストモーション測定法_ロストモーション(バックラッシ)

●バネ定数
バネ定数ポイントのトルク値と最大トルクまでの差分(A)と、バネ定数ポイントの角度と最大トルク時の角度までの差分(B)を、以下の計算式で算出したものになります。

(A)/(B)=バネ定数 Kgf・m/arc・min


減速機のロストモーション測定法_バネ定数