本装置は、輸液ポンプに使われるチューブの押付け戻り力を測定するための装置です。
ポンプに使われるフィンガーでチューブをプレスし、プレス量とチューブの戻り力を測定します。
測定の流れ
![チューブ押付け戻り力測定装置](http://protec5461.co.jp/protec/wp-content/uploads/2015/03/a351c99e5b9738e2dc6523c490a093da.png)
ダイレクトモータとボールネジによって、チューブをプレス。レーザ変位計でプレス量を、ロードセルでチューブ戻り力を測定します。
ペルチェ/ヒータは、室温から高温(~80℃)における戻り力、クリープを測定することができます。
チューブ戻り力の測定
プレス量と、それに対するチューブの押付け戻り力を測定します。 高温での戻り力は、同じプレス量に対して、室温での戻り力よりも低下することが分かります。
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クリープ現象の測定
クリープ現象(一定応力のもとで時間経過と共に歪が増大する現象)を測定します。
以下の2種類の測定方法があります。
一定プレス量制御
プレス量を一定とし、戻り力を測定します。
![%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%97%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%95%e2%91%a0](http://protec5461.co.jp/protec/wp-content/uploads/2016/09/3d0cc051bccbd728efef0bae7761a793.png)
一定戻り力制御
戻り力が一定になるようプレス量を制御し、測定します。
![%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%97%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%95%e2%91%a2](http://protec5461.co.jp/protec/wp-content/uploads/2016/09/7c4c7a87d4ea07f156067e936b4aff88.png)