【リニューアル】 相互接続防止コネクタ試験機が性能アップ!
従来機種の位置制御機能にトルク制御機能が追加され、より細かな試験条件を設定することが可能となりました。
オプションでタッチパネルを搭載することにより、パソコン要らずで試験出来ます。
また、オプションで架台にXYステージを追加でき、芯出し作業を容易にします。
概要
医療事故防止等を目的に定められたISO80369に準拠した、相互接続防止コネクタ試験機です。
ISO80369に規定されている「試験前組立て(フィッティング)」と「ねじり応力試験」に対応しています。
測定結果はリアルタイムにPC上にグラフで表示され、測定データをCSVファイル形式で保存することが出来ます。また、パラメータを任意で設定することが可能です。これにより、高精度な数値管理が必要なISO80369の各種コネクタも容易に試験することが出来ます。
従来、手作業で行われていた試験の自動化や、手作業では困難な試験の数値管理を、本装置で実現します。自動化・データ化により、作業の効率化とデータ管理がスムーズになり、現場の負担が軽減します。
PT-4600MCの詳細はお電話、またはこちらよりお問い合わせ下さい。
装置プロモーションムービー ◀ UPDATE!
①装置紹介・準備編
②試験編
装置外観
試験前 ホルダーにコネクタを装着した状態 |
試験中 装着したコネクタに リファレンスコネクタを押付けた状態 |
特徴
●規格試験に対応
・ISO80369-3、ISO80369-6、ISO80369-7:各種コネクタ規定トルク
・ISO80369-20:共通試験項目
に定められている「試験前組立て(フィッティング)」と「ねじり応力試験」が可能です。
●リアルタイムにPC上にグラフを表示
ISO80369試験で要求されるデータを採取し、パソコン上にグラフを同時表示します。
測定結果が一目瞭然です。
●データのCSV保存
測定データをCSVファイル形式で保存します。試験結果のエビデンスとして活用することが出来ます。
データ化により、測定結果の管理も容易になります。
●コンパクトで軽量
試験機全体がコンパクトに装置化されています。
また、非常に軽量で、持ち運びに便利な取っ手も付いており、取り扱い性が抜群です。
●計測条件の任意設定
トルク値、角度、回転数、時間など、計測条件(パラメータ)を任意で設定することが出来ます。
これにより、高精度な数値管理が必要なISO80369も容易に試験が可能です。
●コネクタの取り付け・取り換え・位置変更が容易
トルクセンサに接続されたホルダーにコネクタを差し込みます。コネクタの取り付け・取り換え・位置変更は簡単で、効率的な作業が望めます。
ホルダーに何も装着していない状態 |
ホルダーにコネクタを装着している様子 |
●デモンストレーションが可能
本装置はデモ機をご用意しており、デモンストレーションをご覧いただくことが可能な製品です。
デモや御見積のご要望がございましたら、お問い合わせフォームもしくはTEL(042-741-7690)より、お気軽にお問合せください。
定格
トルクセンサ 1Nm
トルク分解能 | 1mNm |
---|---|
トルク総合精度 | ±1%±3Digit |
ロードセル 100N
荷重分解能 | 0.1N |
---|---|
荷重精度 | ±1%±3Digit |
ベース寸法
測定物に応じてベースの長さを選ぶことが出来ます。下記以外の寸法につきましてはご相談ください。
– | A | B |
---|---|---|
ショート | 903mm | 100mm |
ミドル | 1,003mm | 200mm |
ロング | 1,203mm | 300mm |
オプション ― リファレンスコネクタ接続用治具 ―
本装置を用いてISO80369に準拠した試験を行うためには、株式会社第一測範製作所様やENERSOL社様製のリファレンスコネクタが必要です。本装置とリファレンスコネクタを接続するための専用のホルダー(接続治具)を、プロテックにて製作・ご用意することが可能です。
※本装置にリファレンスコネクタは付属しておりません。別途お求め下さい。
※リファレンスコネクタの御見積も承ります。
≪治具製作例≫
ISO80369-3 C.1 |
ISO80369-3 C.3 |
ISO80369-7 C.1 |
対応試験項目
ISO80369の対応試験項目は以下の通りです。赤文字が本装置で試験可能な項目となります。
※本装置は「試験前組立て(フィッティング)」及び「ねじり応力試験」に対応しております。
※リーク試験は非対応です。
ISO80369 ヘルスケア分野の液体及び気体用小口径コネクタ
第20部:共通試験方法
試験方法 | 試験方法 | |
---|---|---|
試験前組立て | 試験 | |
付属書B 圧力減衰による漏れ | トルク:0.08~0.12N・m 軸力:26.5~27.5N 時間:5~6秒 | (内容省略) |
付属書C 加圧条件下での液漏れ | (内容省略) | |
付属書D 減圧条件下での液漏れ | (内容省略) | |
付属書E 応力き裂 | (内容省略) | |
付属書F 軸荷重に対する分離抵抗 | 規定軸力を規定時間印加 | |
付属書G 緩め操作に対する分離抵抗 | 規定外しトルクを規定時間印加 | |
付属書H 乗り上げ抵抗 | 規定トルクを規定時間印加 | |
付属書I 緩め操作による取外し | 約2rpmで外しトルクを測定 |
測定データ例
試験前組立て(フィッティング)
ISO80369-20
軸力26.5~27.5Nを加えながら、0.08~0.12N・mの締付トルクを5~6秒間加えて組立てます。その際の軸力及びトルクを収集し、グラフ表示します。
緩め操作に対する分離抵抗
ISO80369-20 付属書G
試験前組立て(フィッティング)後に、0.0198~0.0200N・m以上の緩めトルクをかけ、10~15秒間以上維持し、コネクタが緩まないことを確認します。その際のトルクを収集し、グラフ表示します。
乗り上げ抵抗試験
ISO80369-20 付属書H
試験前組立て(フィッティング)後に、0.15~0.17N・m以上の締付トルクを5~10秒間以上加えて、コネクタのネジ部が乗り上げないことを確認します。その際のトルクを収集し、グラフ表示します。