JIST0311準拠 万能試験機 PU-1000 |
本装置は、JIS T 0311 金属製ねじの機械的試験方法、及びASTM F 543-07 スクリュー特性測定方法に準拠した測定機です。
・ねじり破壊試験 上記試験が、本装置1台で可能です。 |
特徴
●規格に準拠した試験が可能
・JIS T 0311 金属製骨ねじの機械的試験方法
・ASTM F543-07 スクリュー特性測定方法(米国ASTM協会)
・歯科矯正用アンカースクリューの機械的試験方法(日本矯正歯科学界医療問題検討委員会)
に準拠した試験が可能です。
●1台で各試験に対応可能
ねじ込み試験、ねじ込み後のインプラントネジの引き抜き試験、ねじり破壊試験、横方向荷重試験を、
本装置1台で行うことができます。
ねじ込み試験 |
引き抜き試験 |
ねじり破壊試験 |
横方向荷重試験 |
●グラフ表示とCSV保存
各規格で要求されるデータを完全採取します。
リアルタイムにグラフをPC上に表示し、測定データをCSVファイル形式で保存することが可能です。
●計測条件を任意に設定
パラメータ選択により、測定条件を任意に設定することが出来ます。
●試験への影響を考慮した設計
金属製骨ねじ(インプラントネジ)への影響を最小限にするための横配置。
さらに、装置にはエアーベアリングを採用しています。
●高精度測定
刻々と変化するねじのねじ込みの深さを、レーザーセンサにより高精度で測定します。
●取り付け、取り換え、位置変更が簡単
インプラントネジの変換が容易で、模擬骨の取り換えや位置変更を簡単に行うことが出来ます。
●取り扱い性が抜群
全体がコンパクトにシステム化されており、装置の取り扱い性が良好です。
バリエーション
トルクセンサ
バリエーション | 0.1mNm、1mNm、10mNm |
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トルク分解能 | 300mNm、1Nm、30Nm |
トルク総合精度 | ±1% ±1Digit |
回転数分解能 | 0.1rpm |
回転数精度 | ±1rpm |
ロードセル
バリエーション | 200N、1000N |
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荷重分解能 | 0.1N、1N |
荷重精度 | ±1% ±1Digit |
仕様
押付け荷重 | 100N |
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押付け回転数 | ~30rpm |
押付け角度 | 3600Deg |
押付け移動距離 | 20mm |
押付け時間 | 10s |
埋込・撤去回転数 | 15rpm |
埋込・撤去角度 | 3600Deg |
埋込移動距離 | 20mmm |
埋込時間 | 20s |
埋込トルク | 20Nm |
パソコン | PC/AT互換機 |
動作環境 | Windows |
使用電源 | AC100V ±10% 50/60Hz |
使用温度環境 | +5℃〜40℃ |
使用環境湿度 | 80%R.H以下 |
適用対象
●髄内釘
●コーティカルスクリュー
●ロッキングスクリュー
●プレート固定用スクリュー
●頭蓋骨用スクリュー
●歯科インプラントスクリュー
●歯科矯正用アンカースクリュー
●小型犬骨折治療用プレートスクリュー
試験内容
1.ねじ込み試験
一定荷重でねじを押し付け、一定の回転速度でのねじ込みトルクを測定し、4回転のねじ込み時の最大トルクとトルク波形を収集します。
ねじ込み試験の様子 |
測定データ例 |
2.引き抜き試験
模擬骨に約4山ねじ込んだネジを一定速度で抜き取り、そのときの最大荷重を測定します。
引き抜き試験の様子 |
測定データ例 |
3.ねじり破壊試験
治具に固定した状態で、破壊するまで一定の回転速度でねじにトルクを加え、測定します。ねじ切れたときの最大トルクとトルク波形を収集します。
ねじり破壊試験の様子 |
測定データ例 |
4.横方向荷重試験
ねじをチャック付き治具に固定した状態で、横方向に荷重を加え、塑性変形が生じるまで一定の速度で荷重を加えます。塑性変形が生じたときの荷重を測定し、荷重波形を観察します。
横方向荷重試験の様子 |
測定データ例 |
応用例
小型犬の腰椎部ねじ込み・ネジ戻りトルク試験
検体をケース内に石膏にて固定します。 |
ケースを固定し、一定の回転速度で4回転ネジ戻し、 最大トルクとトルク波形を収集します。 |
測定データ例 |