本摩擦摺動試験機は、ガイドワイヤーやカテーテルに対し、摩擦板を一定速度で摺動させることで、左右に摩擦を与える試験を行うことが可能な装置です。ワーク表面の摩擦力を測定することが出来ます。
温水槽を装備しており、一定温度に保たれた水中(室温~40度±2度)で試験を行うことが出来ます。体内環境に近い温水中での試験が可能です。温水槽は取り外しが可能なため、洗浄も容易です。
測定結果はPC上にリアルタイムでグラフで表示され、測定データをCSVファイル形式で保存することが出来ます。また、パラメータを任意で設定することが出来ます。500回の耐久往復試験が可能です。
ガイドワイヤー摩擦摺動試験機 外観 |
摺動部 |
温水中での試験の様子 |
装置プロモーションムービー ◀ UPDATE!
特徴
● ガイドワイヤーやカテーテルの摩擦試験が可能
● 温水中で試験が行えるよう温水槽を装備
● 温水槽・ヒーターの取り外し・洗浄が可能
● 生理食塩水等の薬液でも腐食しない樹脂製の温水槽
● 測定結果をPC上にリアルタイムでグラフ表示
● 測定データはCSVファイル形式で保存が可能
● 500回の耐久往復試験が可能
● ワークの着脱が簡単
● 長いワークも切断せずに試験が可能
● ワークサイズに応じたチャックと摩擦板によりワークの変形を防止
試験項目
摺動摩擦測定・・・摩擦板に発生する力をロードセルで測定します。
● 単発試験
繰返し動作ではなく、単発の動作を行います。(主に繰返し試験前の確認に使用します)
● 繰返し試験
繰返し動作させながら、1回ごとの測定データを自動的にファイルセーブすることが出来ます。
また、1回ごとの荷重値の平均値のみを逐次1つのファイルに蓄積することが出来ます。
● 繰返し試験(重ね描き)
上記と同じく、繰返し動作させながら、1回ごとの測定データを自動的にファイルセーブし、
平均値のデータも逐次蓄積します。上記の繰返し試験との違いは、グラフ描画の際に、
1回ごとに描き直しを行うのではなく、前のグラフに重ねて描くことです。
この機能により、試験結果の再現性を確認することが出来ます。
定格仕様
<摩擦力測定>
荷重定格 | 5N |
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センサ精度 | ±0.2% of F.S |
荷重分解能 | 0.001N |
<摩擦板圧力測定>
荷重定格 | 20N |
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センサ精度 | ±0.1% of F.S |
荷重分解能 | 0.01N |
<制御仕様>
速度 | 11~9,000mm/分 (0.2~150mm/秒) |
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制御 | 電動シリンダ |
制御方式 | パルス制御 |
設定分解能 | 1mm/分 (或いは0.1mm/秒) |
測定長 | 10mm~300mm |
<温調仕様>
温調方式 | 投げ込みヒータ |
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設定温度 | 室温~40度±2度 |
ソフト画面
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